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joulukuu 30, 2004

■2004年のワースト広告

山手線車内で流れている、日東電工の企業CM。
「新しい日東電工ってなんだろう?」


041230-021359.jpg 二人の男が日東電工について話し合っている。

左「日東電工」

左「Flexible Technology Company」

右「?」

左「変化の瞬間に 光る技術で しなやかに」

右「?…

右「!」

…なんのことだかわかんねえよ。なにが「!」だ。
ちょっと洒落たデザインでわかった気にさせてるつもりか。
そんな広告いらん。


調べてみると、主に粘着テープを扱う会社らしい。でも「変化の瞬間に光る技術でしなやかに」なんて言われたら、光学関係のセンサーや計器の類を扱う会社かと思った。「電工」だし。

去年の広告(偉人のエピソードはどうでもいい)がなかなか読ませる「光る」ものだっただけに、残念。GLOBAL NICHE TOPってキャッチフレーズはいただけないが。

投稿者 shoshirock : 01:59 AM | コメント (0)

joulukuu 29, 2004

■誰もインストールしない

 渋谷で映画を二本見る。是枝清和『誰も知らない』と、片岡K『インストール』(原作:綿矢りさ)。目覚めると雪がちらほら、外出すら控えたいが、この寒さはいい演出だった。晴れた日は映画に集中できないんです、僕。
・まずはお昼前に『誰も知らない」、だってスチルが川内倫子、いちいち画がきれいです。よくよく思えば光にあふれた映画だった。このことと、場面の組み方が、この話の感情を増幅させているっぽい。ふだんの記憶の様式に近いのだ。シーンの切り方の大雑把さとか、カメラのアングルとか。だからこそ子供らへの感情移入が違和感なく起こるのだろう。こういうことをさせると、是枝清和はほんとにうまい。この映画は「明」がなぜあの場所を最後に選んだのか、そこから逆算して作られた。それからパンフレットを見直したら、なおのこと、じんときた。パンフレットだけでも、読める。
・インターバルを2時間ほど置いてから、新しくできたピカソ347にあるアミューズCQNで『インストール』。女の子の妄想を覗くと思うとドキドキしたのはただの助平か。しかし監督が片岡Kと聞いて驚く。片岡Kと言えば、ぼくを夜型生活に変えた深夜番組『文學ト言フ事』の演出ではないか。そして初めて好きになった女優・井出薫をサクッと奥さんにした男ではないか。そんなことを考えていたのだから、上戸彩がどうとか大して考えなかった。でもかわいかったです。
 話そのものは音楽つかいすぎ。テレビじゃないんだからそんなに音入れなくても大丈夫だろう。音を入れすぎると安っぽくなるぞ。入れないと不安になるんだろうか。ポップアートみたいな真っ赤な仕上がりの、今風ロリポップな映画に仕上がっていた。『文學…』的な「光」もこっそり登場していて、少し懐かしくて嬉しかった。
 おかげさまで原作を読みたくなりましたが、コナンみたいな利口な小学生を持ち出すあたり、とても女の子の妄想っぽい。そしてインストールという言葉をリセットの代わりに使えるあたり、新しい感覚。この使い方はいいんじゃないか。むしろリセットより正しいと思う。HDに上書きしてるんだから。話としての真新しさはないけれど、17歳の女の子が書いた話だとするなら…書く事で何か越えられたんじゃなかろか。私小説的なところは切り捨てて書いてるんだとしても。読むか、『インストール』。

・けっきょく大掃除は何もしない。旅もまだしてない。

投稿者 shoshirock : 10:40 PM | コメント (1)

joulukuu 24, 2004

■根無し草の旅行計画、または職業としての旅人

・ここ1年ほど「旅人」のよさを称えてきた。精神的な成長が10年ほど遅れている26歳の私。つまり現在16歳。旅に出る理由としても、タイミングは悪くない。これから2~3年でもって、たくさん旅をしようと思う。国内とか国外とか。ひとまず年末年始でどこか行きたい。候補は仙台、金沢、京都、広島、鹿児島。出雲崎も気になる。誰かや何かに会いに行くのではなくて、ただ理由もなく行くつもりで。裏日本は興味津々だけど、シーズン的にはスキーとかぶるかも。

・今まで行ったところだと、名古屋、京都、北海道、など。北海道は思ったより全然広くて、びっくりした。ただどこかにステイしてたわけではないので、次はそうしてみたい。京都は修学旅行。寺がいちいちでかかった。詩仙堂、高校時代に行ったのだけど、そのときは何も考えていなかったから気になる。よくないね恋しか見えなくなるのって。今はそんなことないから、すこしはましな旅ができるんじゃないかな。するぞ、旅!

投稿者 shoshirock : 12:44 AM | コメント (0)

joulukuu 23, 2004

■ウクライナ大統領選のポスター

ウクライナの大統領選ポスター。この置き方、いいと思う。招き猫もディテールがくっきりする日本式ではなく、ロシア製を思わせるようなファブリック感。キャッチコピーは「僕は公正な選挙に賛成。君は?」語感や構造は日本のそれと大差ない。

投稿者 shoshirock : 04:31 PM | コメント (0)

joulukuu 22, 2004

■うぬ

・どうも最近、心がささくれています。朝はめざにゅ~と情緒不安定ではじまり、鬱が目覚めて獣のように襲いかかっては悶え苦しみながらsakusakuをたまに見逃します。だめぽ。
・魔性というのは大抵無自覚なものですが、それを自覚してやってたら相当な悪だよなといつも思う。
・どうも信じきっていたことが崩壊するとダメージを受ける。こっそり2年くらい依存してた気はしているだけに、そこが崩れたのが痛い。崩れきっているように見えていないのがさらに痛い。どうせ俺の勘違い。いざ青信号が出ても怖くてアクセル踏めないくせに。
・ここまでうまく行かないことばかりだと、そもそも女という種から嫌われているのかとおもう。たしかにアトピーあるし、やや鬱入るし、遺伝子は優秀ではなさそう。おまけにインタフェースも使い勝手が悪い。自信なさげなのにちょっとうまくいくと舞い上がるこの軽さ。性欲もある男としての存在をそもそも否定されているような気がしてならない。

投稿者 shoshirock : 11:39 AM | コメント (26)

joulukuu 20, 2004

■メモ:情報デザインの本

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4766114396/ref=pd_sim_dp_2/249-5316092-4213141
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4501536608/ref=pd_bxgy_text_2/249-5316092-4213141
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4582850960/ref=pd_sim_dp_4/249-5316092-4213141
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844356097/ref=pd_sim_dp_3/249-5316092-4213141
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334032060/ref=pd_sim_dp_5/249-5316092-4213141
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532045231/qid=1103528566/sr=1-16/ref=sr_1_2_16/249-5316092-4213141
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0967453607/ref=pd_sim_dp_4/249-5316092-4213141
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投稿者 shoshirock : 07:07 PM | コメント (555)

joulukuu 19, 2004

■場末のさくらんぼ

・ある店の場末にて。自己肯定の是非にはじまる人生論。ゴールデン街らしいと思いつつ、熱くなって語ってる俺があほらしい。ロクに生きてもいないくせに、何を知った口きいてんだ。

・ゴールデン街の入り口にカラオケのあるバーがある。オープンな感じのスタンドバーなので、カラオケすると辺りに歌が筒抜ける。始発の時間に聞こえてきたのは、やけにキーの高い男の声。なんかへんな歌うたう人もいるもんだなと思っていたら、サビのところで大塚愛の「さくらんぼ」だとわかった。足と腰の力が一気に抜けた。あーなーたーとーあーたしさくらんぼっ!
 いや、ここは新宿。それが許される場所。

投稿者 shoshirock : 06:09 AM | コメント (3)

joulukuu 18, 2004

■意志の存在を読み取る技術

・禁断って禁止されててもしてしまうことで、どうしようもないくらい魅力的なこと。つまりそこには意志の働きを見出さざるを得ない。不可能という名の構造的禁止もまた然り。でも禁止を守るのも意志の力。なんとなく守ってるのは別。

・撮影、仕上がりまでしっかり確認するのが俺の仕事であり責任か。もすこし手際のよさと聞く耳と。責任の存在をすごく実感できたのは収穫。

・なにもしなくてもそこにいていい感覚、わかろうと思っていろいろしてきたけれど、けっきょくわからない。何かしないとそこにいれない。じっとしてられるけど、我慢できん。何なんだこれは、存在のアレルギーか。ぼくは用済みだったし、本当は待たれてもいなかったのだろう。入れない話しかそこには用意されていなかった。(したい話はあったのに、まわりを伺ってたら忘れてしまったみたい。)

・大成建設の広告。
「わたしたちのいちばんの技術は、お客様の思いを読み取る技術です。」

地図に残る仕事。大成建設わたしたちのいちばんの技術は、お客様の思いを読み取る技術です。ここの技術はもちろんですが、何よりも大成建設が胸をはって誇りたいのがお客様の思いを読み取る技術です。私たちはご利用いただく方の率直な声から引き出された真のニーズをしっかりと把握し、すべてのプロセスに反映させながら、大きな満足を創造します。

慶應義塾大学の三田校舎に新しい校舎が完成するが、もともとあそこには谷口吉郎とイサムノグチがつくった「新萬来舎」という建物があった。新萬来舎にはイサムノグチの空間芸術「ノグチルーム」があった。新萬来舎の建て替えについて、大成建設はこの部屋の「移築」を含めたプランを提示した。移築に際してはノグチルームを寸分違わず再現するという条件になっていたと聞く。三田の町も変わったので、ノグチルームの文脈も変わる。ならば彼の意図した意味を浮上させるための移築はあるだろうし、相手もプロだからちゃんと考えた上での提案に違いない、と不勉強な僕は考えていた。しかし実際はノグチルームが再現されない。現場に専門家が入らなかったため、再現に必要な情報?が欠けてしまっているらしい。大成建設を信用した僕がばかだった。新萬来舎が壊される前に、あの庭にこっそり入って考え事をしていた。部屋には建設会社らしき人たちが視察にきていた。庭にひとつパーティションがあったのだが、それを見て会社の人がひとこと、「これはだいぶ古いから、作り直したほうが早いな。」とつぶやく。そんな感覚の人がこの部屋に手を入れるのかと思うとぞっとしたが、ぼくには何もできなかった。
それでもって今、お客様の思いを読み取る技術、ですか。そういえば僕はお客様ではありませんでしたね。もはや「ご利用いただく方」でもありませんでしたか。失礼いたしました。

投稿者 shoshirock : 01:03 PM | コメント (1) | トラックバック

joulukuu 17, 2004

■求肥のための書評

上がぎゅうひ入りのハニー焼き。

・ぐひひひひ。食べましたよハニー焼き。あんに蜂蜜が入っているのか、きゅいーんと甘い。ぎゅうひ入りなんてこれにもちもちした感じが加わってもうすんごいことになってますです。皮も上品に甘旨で、屋台でよく売ってる大判焼きとは明らかに格が違う。とってもおいしかったのです。1個120円、ぎゅうひ入り150円、栗入り170円。小倉アイスもまだ食べてないし、またいこーっと。

・「仕事のための仕事」の話、やっぱし一言言われました。それも社長じきじきに。一度も話をしたことがないというのに。プロ意識が足りないんじゃないかと。こう言われると「仕事のプロより人生のプロだ」とメタ思考が走り出す可愛げのない僕。仕事はキッチリやりたいけれどできるだけゆるく生きたいので、これからもローテンションでちょこまか仕事しますです。

・いまいる会社の蔵書が実はかなり僕好みなのだ。実用レベルの認知科学本はほとんどある。シンキングやライティングのノウハウ本の多さは参考になる。編集や企画系のものも多い。マニュアル制作の会社だがSPツールの提案もしているので、広告の本もあったりする。つまりこの会社の関心=事業領域は、そのまま僕の未来の広さにつがっている。コピーライター。ライター。テクニカルライター。ディレクター。編集者。デザイナー。学者。仕事していくうちにどれを最終的に選ぶか、30歳になる頃までに考えとこうっと。
 正直に言えば、どれもできるようになりたい。

・「よい子悪い子ふつうの子」にちなみ、「よい広告悪い広告ふつうの広告」でも。まず、よい広告はタケダの新アリナミンA。おさえコピーの「疲れてるなんて、もったいない。」はグッときます。ボディコピーも文末がいい具合にばらけてるし、ヘッドラインも刺さる。悪い広告は東京メトロ。「HOTする街にでかけよう。」ってわかりやすくてきれいだが季節モノ。夏に同じコピーで広告出したらほめてつかわす。そんな度胸ないだろ。最後に普通の広告。なんで個人営業的な医療系の広告って、こうもアヤシイ香りのするものが多いのだろう。色遣いがややサイケデリックなのがミソ。インパクトの勝利だがとくに感慨もない。

よい子悪い子ふつうの子

投稿者 shoshirock : 01:12 AM | コメント (1065) | トラックバック

joulukuu 16, 2004

■快挙!寒気一覧表でのんびり焚き火カレー

・昨日、文章を一度も「思った」で結ばなかった。俺的快挙!

・すごい寒気で目覚める。ふとんかぶってなかった。暖房止まってた。ぁー。あまりに寒いので暖を取ってから出社。てか二日連続遅刻はよくない。よくないって書いたところで、でもなんでよくないと思うんだろと懐疑。『遅刻の誕生』まだ読んでないや。そゆわけでハニー焼きも明日におあずけ。やっぱり混んだのかなあ。

・今日は遅れた分取り返すのと、疲れて帰って早く寝ようとするのとで、遅くまで仕事してみた。いままでの仕事を把握するために成果をマップにしてみたり、一覧表にしてみたり。これはこれで楽しい。最近は機器のスケッチもしているのだが、かなり楽しい。興奮気味に家に帰っているのできっと眠れないのだろう。今もね。しかしマッピングなどは本来しなくてもいい仕事。伊東監督が「練習のための練習はするな」と言うとき、「仕事のための仕事はするな」という言い方もきっとできる。練習は試合に向かうが、仕事はどこへ向かう。ん、そもそも仕事は練習ではない、ってことか。やべえ、会社の日報に書いちゃった。

・会社に遅くまでいると、社員さん同士が仕事せずにふざけあっていたりしていて、正直うらやましい。アルバイトは働いた分にお金が発生するので、真面目に集中して仕事しなくちゃならない。ふざける時間にお金を出してもらうのもちょっと気が引ける。そう思って自分を追い詰めていたのはサイバーエージェントにいた頃と同じじゃないか。それなりに気は抜いてますけどね今も。でものんびり仕事できるならば、社員か契約社員かになりたい。フリーランスもいいけどあれは想像以上にすごいことになってると聞く。

・会社に遅くまでいてもう一つ思ったのは、なんか精神論みたいなの話が増える。合宿でも夜はミーティングだったりするでしょう。たぶんその原理。自分が聞き手だとそういうのは嫌だが、傍目に聞く分には嫌いじゃない。焚き火を囲んで話してるような、そんな雰囲気だもの。

・帰りに駅前のカレーうどん屋。ごはんがあるのに後で気がついて、悔しかったので家でごはん食った。おなかいっぱい。また眠れない。

投稿者 shoshirock : 01:44 AM | コメント (149)

joulukuu 15, 2004

■福耳

眠れないのでコピーでも書く。

福耳

・いま「福耳」と言えば映画のことらしい。宮藤勘九郎・田中邦衛主演。どーでもいいけどクドカン、ホリケンに似てる。
・いま、NOKKO、山崎まさよし、スガシカオの豪華メンバー。三人とも実際に福耳なのかどうかは知らない。
・そもそも福耳とはよく垂れた豊かな耳たぶ。かくいう私も福耳だ。福耳は財運に恵まれるというが、わたしはそうでもない。これから恵まれるのならどんと来やがれ。
・耳ピアスする人には福耳は鬼門らしい。耳たぶが厚いのが不利になる。まず穴をあけるときに、うまく冷えない。装着時でも、刺すところが短いと締めつけがきつくなり、血行が悪くなるんだそうな。逆を考えれば、厚い耳は冷えにくいのに放熱効果が高くて血行豊か。
・日本には、世界には、どのくらい福耳の人がいるのだろう。福耳じゃないことのメリットってあるのかな。顔が細く見えるとか。
・福耳をうらやましがらせたいですね。

とりあえず7本。

▼ピアスだって、天然がいい。▼冬、わずかだけど寒くない。▼みみさみしくない。▼貧乏に見られるよりは、金持ちに見られたい。▼その耳は、自信になる。▼勇気の実が、生っています。▼熱いアタマもすぐ冷える。▼

投稿者 shoshirock : 02:11 AM | コメント (1)

joulukuu 14, 2004

■ハニーロックは緻密なキレとひらきなおり

行きたいけど、会社から徒歩15分。行き帰りで昼休みの半分がなくなる。もすこしだけ暖かくなったらいこうっと。って、これからもっと寒くなるんだよな…。

・今住んでいる部屋は風呂がないくせにオートロックなのだが、何を思ったか財布と鍵を忘れてドアを閉めた。おかげで遅刻。むー。

・柴崎友香『きょうのできごと』を読了。映画化されたときの見学エピソードの話があるのだが、おもしろい。保坂和志の言ってた「運動の緻密さ」もよくわかって、ひきこまれた。ああ、やっぱり映画ちゃんと見たかったよ!

・最近はある機械の取扱説明書を作っています。やはり体系的な記述には体力が必要です。あと注意力。エドガー・アラン・ポーは「モルグ街の殺人」でチェスとチェッカーを引き合いに出して、チェスは複雑だから注意力が必要、でもチェッカーは単純だから頭のキレが如実に出る、みたいな話をしていた。頭のキレよりも注意力が必要な場面のほうが現代社会に多い気がするので、優劣をつけるとすれば注意力のある種のほうが生き残るんだろうね。

・ブログの文体がどうのこうの言っていたけれど、もういいです。好きなように書いちゃうもんね。

投稿者 shoshirock : 12:35 PM | コメント (5)

joulukuu 13, 2004

■腹立たしいユースケ立候補の広告は大げさ

日曜日はずっと寝てまして。

・ひさびさにミスチル『It's a Wonderful World』を聴いた。なぜかとても腹立たしかった。曲も詞も。
クォン・サンウが来日。めざましテレビで見たが、なんだ、さっぱりしたユースケサンタマリアじゃないか。いや、かっこいいと思いますよ。さわやかだし。でも顔の系統は同じなんだろなと思い。
渋井3区、土佐5区に登場。この見出しを見て私は選挙だと思いました。

・今朝の地下鉄。あーという広告、ふうんという広告、腹立たしい広告をそれぞれひとつずつ見た。あーというのは電子辞書の広告で、「発音を教えられても、ノートにとれない。」っていう趣旨のもの。コピー学校のお手本みたいだ。ふうんというのは、毛染め剤の広告。シマウマが片一方に、黒い馬が片一方に。ビジュアルのアイデアとして動物を使うとなぜか締まって、意味ありげに見えるよなーとおもった。最後の腹立たしいのはデジカメから写真を印刷できるプリンタ。子供の写真をプリントするヤングミセス。「同じ笑顔は、2度と見れないから。」見たいか?見たいとしても、笑顔か。こういうコピーにくらっとする人いるのか。世間に流布している価値観には、だれかの誇張や拡大解釈の出来がよかったために信じられているものもあるのではないかと常々思っていて、きっとこのコピーはそういうののひとつなんじゃないだろうかとか思った。

毛染めの広告写真プリンタの広告

・大げさな言動って、理屈のレベルでは間違いだけど、意外と対人レベルでは勇気づけられたりもしてる。嘘を嘘とする考えは静的だけど、動的にとれば嘘は未来ってことか。

投稿者 shoshirock : 12:43 PM | コメント (1)

joulukuu 12, 2004

■土曜の夜、代々木で。

ゴールデン街02:30アップ。タクシーで帰るのも経済的に危険なので、漫画喫茶。個室ではインターネットもできるし漫画も読める。意外といいじゃねえか。家に引きこもっているよりは生産的になにかしようという気になる。鈴木タイムラーも見れるし、これから土曜の夜は漫画喫茶にしようと思う。
矢沢あい『NANA』を読み始めたが、なにぶん話が長そうで面倒くさい。今思えば村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』を読破したことがあるのが奇跡のようだ。それいらい長編小説なんて読んでられない。そんなに興味や集中力がそこだけに居続けられない。サマセットモームが『読書案内』で言っていたが、小説を読めないのは自分のことしか考えてなくて他人のことに興味のない、想像力と共感力?に欠けた人なんだそうな。まさにぼくはそういう人なのでそんな具合。読めないわけじゃないんだけど、取り立てて必要性がないんだよなーいつも。

あ、『ラブロマ』は3巻までだから、近いうちに読むよ。てかそれ目当てで漫画喫茶来たのにないってどーゆーことだ。

今日判明したこと:早くおうちに帰りたいのは横になりたいからではなくて、メッセにログインしたいからだった。

あ、5巻で止まってたAKIRAも6巻を買って読もうっと。

投稿者 shoshirock : 04:22 AM | コメント (5)

joulukuu 10, 2004

■考えていたことのメモ

・おなかが痛い。
・なか卯ではいからとミニ豚丼。おなかにやさしくするつもりが高カロリー食になってしまった。
・会社から更新できるようにした。
・フロイトの理屈によると、肛門期に排便をうまくしつけられなかった人は、けちん坊で執着的になるという。ならばお金は排泄物のメタファーか。

あとは年末年始なのに金がもうないなとか、でも飲みにいきたいなとか、でも酒はそんなに好きじゃないんだよなとかそんなこと。

投稿者 shoshirock : 01:09 PM | コメント (1)

joulukuu 07, 2004

■柴崎友香『きょうのできごと』を読んで。

何を言っているのかわからない文章があったとして、それはもともと文章が整頓されていないか、そもそも言わんとするところの内容がわからないかのどちらかのようだ。『ジョゼと虎と魚たち』の映画を観たときに『きょうのできごと』も近いうちに上映すると知ったのだけど、あらかじめチケットを買っておいたのが引越のドタバタでどこかに行ってしまって、気がついたら見ないまま上映が終わっていた。こうやって見なかった映画は何本目だろう、くやしいなあ、と思いながら本屋にいたら原作を見つけた。新しい仕事を始めてから読書もろくにできていなくて、やっぱりいっぺんにいくつものことをするのは苦手なのかなあとか悩み始めたらますます時間がなくなっていた。でも買ったのはこのときだった。別の機会で本屋にいたときに、一緒にいた女の子が買ったのはこの本だった。かっこつけて「おもしろかった」とか見栄を張ってみたけれど、実は目次も読まないまま、枕もとに積み上げてある砦の建材になっていた。その子にすすめられた本の作家の名前が思い出せなくて、メールや電話で聞けばいいけど聞くのもちょっとくやしかったので、思い出して読み始めたのが『きょうのできごと』だった。

途中まで読んで、あーあるよなあこういう青春みたいなの、くらいにしか思っていなかったけれど、目次を見直したら保坂和志が解説をしていて、視点の運動の緻密さ、つまりは機微を誉めていた。このひとは世界を濃密に感じられるんだななんて早合点してものわかりのいいフリをするのはぼくの悪いくせではあるけれど、それからじっくり読み返してみたら俄然おもしろいのでした。風景がいきいきしてるのはところどころの描写に体温がひそんでいるからだろう。

ただずっと読んでるとあーどーでもいいとか思いながら焦ってて、なんでこゆ本を読むんだろうとか思った。ものごとをできるだけ合理的に考えてざくざく進めるほうが得意な僕としては、まどろっこしくて仕方ない。居心地の悪さすら感じてしまう。やはりぼくは平凡な日常とかふとしたリリカルとかを他の人ほど感じない大味な人間なのかとか、それが嫌だからこういう本を読むのかとか、そんなことばかり考えてるからほんとはよくないんだろうな、と思いました。

以上、おなかをこわして会社を休んだぼくの、きょうのできごとでした。

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▼5人50色。▼うす味のまいにちも、わるくない。▼なめらかな生活。▼実のつまった野菜みたいな日でした。▼身の丈、おぼえてますか▼いつものことは、きょうだけのこと。▼

投稿者 shoshirock : 03:17 AM | コメント (1)

joulukuu 05, 2004

■たのしいけれどだめぽなのです。

仕事は楽しくやっています。
業界こそ違えど、ずっと憧れてたスタイルはそこにある。オリエン、プレゼン、企画、編集、執筆、校正。本づくりと広告作りの要素がいっぺんに入ってくるのはとても素敵なことです。いまのところ、身体に無理がかかるようなこともないし、、、責任もない。成長してるんだろうか?なんて不安はあるけれどそれを言い出したら限がないし、欲をかいてメルトダウンしてたのが今までだったんだから気にしない。書き物に時間がかかるのはいつものこと。

この世に寂しさがなかったら世界はもっと生産的で効率的に、社会の方程式の最適解に近づいていたのだとおもうけれど、そのかわりに歌や詩や絵画や映画は生まれなかっただろう、とか思う。

店やめようかと思う最近。

投稿者 shoshirock : 11:38 PM | コメント (3)