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marraskuu 28, 2004

■休止のお知らせ

最近ちょっと書く気になれないので、しばらく更新やめて、本を読んだり仕事したりするほうを選びたいと思っているのですがどーなんでしょう。何か書こうとすると発作が出ます。むねが苦しくなって。もう吐けないのに無理やり吐いてる、そんな具合です。ごはんは食べてます。何も食べてなくてもちょっと食べると食べ過ぎたみたいになります。心身ともに代謝が鈍っているようです。世の流れし流るるもののメディアとしての私は渋滞しているか交通量が少ないようです。息が詰まりそうです。酒を飲んでだらなんとかなるんでしょうか。ローテンションの耐える生き方ってのは思ったより苦しい。否、そうして生きてくしかないんですけど。

投稿者 shoshirock : 10:09 PM | コメント (1)

marraskuu 24, 2004

■googleニュース

グーグルのニュース、かなりいいっすよ。同内容の記事を横断的に効率よく読めるので、得られる情報が豊かになる。
しかし配信契約をしていないサイトもある。レイアウトもいい。

キャッチ0
読書10
トレーニング達成率20

投稿者 shoshirock : 11:51 PM | コメント (0)

marraskuu 23, 2004

■今日のキャッチ:寝ぐせ

寝ぐせは嫌われものだ。
やることが多く時間の少ない朝。着替えてご飯を食べて歯を磨いてゴミを出さなきゃならない朝。鏡の前に立つと、こいつがいた。おおまかな収束を見せていれば許される程度の規則性にさえ、大きく反する毛たち。もとのサヤにまとまってもらうにも、どうも言うことを聞いてくれない。
朝シャンをしてなでつければ一撃でまとまるのは確かだが、洗い方が甘くなりがちだったり、髪の毛を守る庇護膜ができてなかったりするので髪を傷めやすい。ハゲになりたくなければ、寝ぐせには別のアプローチが必要となる。
だが考えたい。せわしい朝だからこそ、気持ちにゆとりを失いがちなのではないか。

・心身元気な証拠
・髪が元気
・個性だ、アイデンティティだ
・かっこうわるくない
・笑える






キャッチ16
読書
トレーニング達成率

あーマーケできてねえ。ろくなことも思いつかねえ。

▼朝はなんでも立ってればいい。▼生命力ある反抗者。▼立ち止まってても疾走感。▼急いでるでしょ。▼ビンビンなのは、よく寝た証拠。▼元気すぎて、立っちゃった。▼ぺったんこで終わりたくないから。▼キリのよさより、ピンでいたい。▼気持ちも、起こしてる。
▼あるだけ平気。なければきけん。▼寝ぐせは髪の健康のバロメーター
▼ドラゴンボールも、キャプテン翼も、寝癖があるから見分けがつくんだよ。
▼無造作ヘアの真実。▼
▼毎日している長身法▼寝起きくらい、おもいっきりパンクでいこうぜ!▼立ってるのに寝ぐせとはこれいかに。▼アンテナは、高く張れ。…それは違う。▼
むりぽ。

投稿者 shoshirock : 10:32 PM | コメント (1)

marraskuu 16, 2004

■今日のキャッチ:ラーメンの残り汁

 我々は味噌汁からコーンスープまで、汁を飲む。一汁一菜なんて言葉もあるくらいだ。にもかかわらず、ラーメンのスープは女性を中心に、残す人が多いようだ。スープを飲み干さない人の意見には、単純に「しょっぱい」という味の問題から、塩分やカロリーの過剰摂取を懸念する健康への志向が見受けられる。たとえば脂はスープの決め手となるし、つけ麺の汁となると味が濃いのは否めない。栄養のバランスもそれほど良さそうには見えない。一方で、健康志向のラーメン飲み干すことを前提にしたラーメンなどが存在し、ラーメンメーカーもこの市場の存在を確信しているようだ。
 ところで私がいままで食べた中では、九州じゃんがららーめんの「九州じゃんがら」が、とても美味しい野菜スープの印象があり、栄養価も高い。しかしそこにはたしかに、幸せな感じがあった。ラーメンを食べた時の満腹感は、スープあってこそだろう。麺自体は大盛りでも頼まない限りそれほど多くもないが、温かい汁が胃に満ちて、幸福感にひたれるのだ。

今日は腹筋40回で達成率40%、読書は新聞を中心にぜんぶで30頁くらい、キャッチは19本。こんなペースでコピーライターになれるわけがない。

※なんかそもそも上記のマーケティングが間違えてる気はするが。▼ぜいたくな煮汁▼食べたら煮込め▼不健康な食事が悪いのではない。不健康な食生活が悪いのだ。▼人は必要なものをおいしいと思うようにできている。▼音までおいしい。▼麺を知りスープを知らぬ者は、ラーメンを知る者にあらず。▼グラタンもいける▼半ライスはこの瞬間のために▼無味乾燥な生活、たまには濃い味のこってりとした食生活を。▼しあわせはいつも、あたたかい。▼栄養は汁に出る。▼うまみを吸えばいいじゃない。▼ラーメンも元々は健康食。▼ラーメンで一番手間がかかるのは、スープです。▼スープのまずいラーメンは、まずい。▼健康はおいしくない、というのはもはや迷信です。▼身体の健康も大事だけれど、気持ちの健康もね。▼飲むときは、飲む。▼しあわせは胃で思え。▼

なんか書き散らしてるだけだなあという感。

投稿者 shoshirock : 11:43 PM | コメント (1)

marraskuu 15, 2004

■ネスカフェエクセラ

ネスカフェエクセラのCMがなかなかいい。とくに、ボクサー編と着ぐるみ編。


飲めないからこそ、香りが楽しめるという算段ですか。香りかぁ。眠い。
胃が弱いのでコーヒー飲むのにリスクがかかる僕にとっては、そういう目覚め方もあるな。
そういえばにおいで目が覚めることってあるのだろうか。目覚まし機能つきのコーヒーメーカーってあったら重宝するかもしれない。2時間睡眠でも4時に起きれるようになりたい。

関係ないけどナポリタンのレトルトを、あたためるんじゃなくて煮詰めてからめたらむちゃくちゃうまかったYO。ナポリタン万歳。もたれそうな胃には不安材、料。

今日の腹筋は20回。今日の読書は5ページ。

投稿者 shoshirock : 09:01 PM | コメント (1)

■今日のキャッチ:鼻毛

 鼻孔からほんのすこし伸びた鼻毛はしばしば、火照った恋心に水を差し、無精への嫌悪を加速させる。鼻毛カッターなるものがホームセンターで980円の価値を与えられているのは、そのために違いない。親指と人差し指の先をで鼻孔に当て、引っぱる。すると、痛い。毛が抜ける。マンガでおなじみの鼻毛抜きだ。しかしこれをすると、鼻くそが固着してとれにくくなり、時として息苦しさを覚えるほどである。
 鼻毛は空気が汚いところほどよく伸びるといわれる。鼻孔の中はうっすらと鼻水で湿っており、鼻毛といっしょに不純物を捕まえる。それが乾燥したものが、鼻くそだ。鼻くそは、鼻という空気清浄機が正常に作動している証なのである。

とりあえず今日のキャッチは16本でした。またあとで書きます。

▼ナチュラルボーン空気清浄機▼空気のセキュリティはまかせろ▼きれいな空気の警備隊▼毛は使いよう▼毛は必要なところに生える▼鼻毛の長さは、いのちの長さ。▼抜いちゃダメ。▼息をする人の必需品▼鼻毛ットだぜ!!▼毛持ちいー!▼フランス人にも、生えている。▼脱毛してはいけません。▼箱根の関より抜けづらい▼ディフェンス最強▼伸ばしすぎず、切りすぎず。鼻毛もいろいろ楽しむ時代が、きっと来る。▼生えてるものには、生える理由がある。

投稿者 shoshirock : 02:46 PM | コメント (1)

marraskuu 14, 2004

■今日のキャッチ:びんぼうゆすりを広める

▼気づけば運動
▼まい日がヒューマンビートボックス
▼ケイレンじゃないよ
▼ふらふらぐらぐら
▼打出の小づちは足で振れ
▼貧乏じゃなくても、おかまいなく。
▼器用貧乏さん歓迎。
▼自分で自分をゆすってるのは、自分に対する犯罪です。
▼世界共通の身体反応
▼ふればふるほどダイエット
▼余分な脂肪、燃えてます
▼地震だ。俺が。

試験的に、今日のキャッチは12本でした。

投稿者 shoshirock : 07:56 PM | コメント (416)

marraskuu 13, 2004

■今日のキャッチ:おやゆび

▼太いぞ!
▼他の指との相性いいぞ!
▼ひとさし、なか、くすり、こ、みんなと仲良し!
▼組み合わせ自由
▼うれしい時には俺が立つ。(^^)b
▼俺の動きがお前の握力

あーつまんねぇ。以上、今日のキャッチは6本でした。

投稿者 shoshirock : 08:14 PM | コメント (1)

marraskuu 12, 2004

■今日のキャッチ:ゴロ寝

▼からだ、やすまる▼休みの日の定番▼お金も節約、体も節約▼ソファーのお供に▼禁酒の友。▼重力を感じよう。▼部屋が広いのは、天井が高く見えるせいでした。▼フローリングが嫌いになる。▼畳が好きになる。▼ときどき帰ろう、動物に。▼ヒトの身体は、ずっと立つようにできていない。▼たまにはニャニャニャ▼若くなりすぎたら。▼リモコンがほしくなる。▼リモコンばんざい▼全身の力を抜ける瞬間は、そうそうない。▼日曜日のおふとんは、草原と青い空。▼腰痛さん、いらっしゃい▼筋肉のびのび▼視界が重くなったら。
今日のキャッチは20本でした。

投稿者 shoshirock : 09:11 PM | コメント (1)

■間違いでもなければ正しくもない。

『プラネテス』4巻を読んでいて。

第20話「飼い犬」の「あーゆーのがいるから戦争なんか起こるんスよ」という言葉が気になっている。「あーゆーの」とは「宇宙戦闘は英雄を生まない」が持論の、アメリカ宇宙軍情報局・サンダース大佐。ケンタッキーフライドチキンのカーネルサンダースを思わせる容貌の大佐は、開戦直前の局面に胃を痛めており、あらゆる手段でその阻止を目論む。そんな折に宇宙兵器の軌道上にいる宇宙船の船長フィーおよび乗組員には国際航宙法違反で逮捕状が出ており、そのことはサンダースに都合がよかった。サンダースはアメリカ軍港による補給を提示し、代わりに自分の反戦キャンペーンに一役買うよう交渉を図る。フィーはそんなサンダースの何もかもが気に食わず、これを拒否する。そのやりとりを見ていた女性船員タナベは「あーゆーのがいるから戦争なんか起こるんスよ」と言い放つ。正確には「いいの、私もアイツきらい!フィーさんをなめてんスよ、あのヒゲメガネ。へ理屈や取引で女性を口説けると思ってるタイプだわ。あーゆーのがいるから戦争なんか起こるんスよ。」

サンダースの提示は一見、渡りに舟だ。しかしサンダースが軍人である以上、彼の思惑は軍の思惑だ。自民党が公明党と連立組んじゃうみたいな危険がそこにある。己をしっかり持っていないとずるずる引っ張られていっちゃうような、危険で強力な引力が。

こーゆーオトナには絶対なりたくないって思っていたが、政治家を目指していたぼくにはそーなる危険が身に迫っていて、それはカッコ悪すぎるって思っていたら今みたいになってるんだが、それなりに不便なのは認めざるを得ない。

そう言えば就職活動のときも、取引みたいに自己PRとか志望動機とかを書くのが嫌だった。あなたはなにができますか?この会社になにをしてくれますか?この二つの質問は「してきたこと」「したいこと」として巧妙に聞かれる。まるでトラップだ。

大人の恋愛も取引めいたところがあり、それを積極的に引き受けてる人は男女共に多い。

でもそれだけでいいのか。

投稿者 shoshirock : 09:11 AM | コメント (3)

■もともとなんで広告屋になりたいのかって話。

・政策プランナーを目指して大学に入学したものの、深夜のコンビニバイト週33時間休憩ほぼなしでボロボロの思考能力皆無になって留年した春の日、八重洲ブックセンターで広告批評を手にした。1999年4月号、特集は「TOKYO POP」。芸術とかオシャレとかそういう分野には縁が全くないと考えていた僕には、広告という接点からこうした分野に触れるのが新鮮だった。以来、毎号講読するのが楽しみになっていた。そのうち、友人から文章を書く仕事に向いてると言われたのがきっかけで、コピーライターという仕事を意識し始める。生徒会で演説してたのや浪人のときに小論文で1位や2位とってたのも一因かもしれない。レストランのアルバイトの面接で、将来は広告代理店に就職したいと言っていたがここでもまだ漠然とした話。コピーライターといえば当時も糸井重里で、赤城山で埋蔵金を掘ったり、よくわからないゲームのシナリオを書いたりする仕事だと思っていたので、あんな風には絶対になりたくないって思っていた。

・他に目標もないのでなんとなく単位を取ることだけを考えていたが、サークルで広報を担当、いろいろやってみるが力不足を感じて、自分の力を試してみたいのもあって、広告学校に通うことにした。決して誉められた成績ではなかったがなんとか修了、コピーライターになるってことにしてホームページ作ってみた。たぶんこれが直接のきっかけ。小3と中2の読書紹介文、小4のコマソン、小6の深夜ラジオと放送委員会、中学校での生徒会、佐藤雅彦のフジテレビ「ロイド」や大貫卓也のとしまえん「史上最低の遊園地」、前田知巳の宝島社「おじいちゃんにも、セックスを。」などなど細々とした小さなきっかけをよく覚えている、それがここに来て花開いたという具合だろう。(こういうのはひと言ふた言では済まないので、就職活動のときに説明するのにすごく困る。他人事みたいだが。)それ以降の生活は、なんとなく広告制作者になるために組み立てていた。
・もっともらしいことを言うつもりは、もう、ない。

・以下、余談。就職活動はむしろ「コピーライターになる前にサラリーマンの喜怒哀楽を知ったほうがいいだろう」という軽い気持ちであたりかまわず受けたのがそのままよくない結果に出たようだった。コピーライティング以外の活動を中心にしていた3年次が反目、コピーライターや企画をするにはそれらしい自己PRを大学5年間では書けなかった。新宿のバーで働きながら大学院に行って哲学でもやろうと思っていたところ、ライターのバイトの面接で履歴書をボコボコに言われ、意気消沈。その夜やはりバーの客に似たようなことで叱られる。いま思えばずいぶんと失礼な人たちだ。やつらの言うことにいちいち気にしなければよかったものを、やはり言わせておくのも悔しいので、これをきっかけに社会人をしばらくする、大学院には行きたくなったら行くと思うことにした。仕事をするならコピーライターをしたい。それでインターネットで検索したら、東京コピーライター養成講座にヒット。そのとき案内でもらった小冊子を見て、やっぱりコピー書けるかもしれないとか思ってしまい、いろいろ検討した結果、ビデオ補講もあった宣伝会議に通うことにした。途中別の事情も含めて気を病んだりしながら、気がつけたのはいかに己が努力できない人か、ということ。それでも修了できたので、もうこうなったら逆にコピーライターの仕事を探すほうがわかり易いことに気がつき、結果、とりあえず名乗りながら仕事を探してこうなっている次第。一流にはなれないと思うが、一流になろうとか思わないでいろいろ仕事してるうちに上手になれたらいいなーと思っているので、熱意とかやる気を見せてくれとか、好奇心がどうのこうのとか言ってくる人は基本的に信用しないようにしている。そんなのは、太陽が光や熱を放出するようにできる人だったら、そうしてればいい。ぼくは無理矢理そういうふうにしてみたけど、どうやらそういうのではないようだ。

投稿者 shoshirock : 05:36 AM | コメント (1)

marraskuu 09, 2004

■アメリカ大統領選挙

 世間の期待に反してブッシュが再選を果たしたアメリカ大統領選挙。投票手段の一つとして用いられてきた「電子投票」について、不正が行われた疑いがあるらしい。アメリカの市民団体「ブラック・ボックス投票」の指摘による。ところでこの「ブラック・ボックス投票」ってどんな団体なんだかなぁ。調べてみると「blackbox.com」と「blackbox.org」の二種類があって、なんか別の団体ぽい。ちょっと胡散臭さもある。いずれにせよあと4年はブッシュが大統領ってことになりそうだ。4年後も電子投票やるんだとしたら、IT仕切れる人やITセキュリティ技術者の発言力はますます大きくなるだろう。どうなるかなー。

米大統領選:ブッシュ氏再選 電子投票の怪、市民団体が指摘(MSN毎日インタラクティブ)

投稿者 shoshirock : 04:37 PM | コメント (641)

■やっぱ適当に更新します

よく考えたらいままで箇条書きだから抵抗少なく書けたことも、ブログでタイトルつけなきゃならなくなってから、まとめる必要があるような気がして面倒くさくて書きにくくなっている。ジャンリュックナンシーやベンヤミンみたいにバラバラと書いていきたい。

ところでまだ新札にふれていません。

Amazonで「持っている本」の評価を更新していたら、アマルティア・センがおすすめリストに載ってきた。センは1933年インド生まれの経済学者で、1998年に厚生経済への貢献を称えられてノーベル経済学賞を受賞。9.11以降「自由」は、思想界はもちろん、世界中で議論の対象となっている。思想コレクター度の高い僕の本棚に経済学の本が滑り込んできたのは、センの経済学がこの「自由」を問題にしているからだろう。
おすすめリストの『Development as Freedom』というタイトルに惹かれたので、図書館で読んでみた。この本、邦訳では『自由と経済開発』と題されていて、肝心の"as"が活きていない。面白いのは「capability(潜在能力)」の概念などから、今までしてきたことよりもこれからできることでもって経済学を描きなおそうとしている点。いまいくら持っているかだけではなく、それでこれからなにをできるのか。これで動的な経済学の画が見えると思うのだがすでに勉強されている皆さんはどう思われているのだろう。

アマルティア・セン(cruel.org)


ノグチルーム、ひどいことになると聞いて、ものすごくショックを受ける。これだったら就職なんて放って署名でも不法占拠でもリークでも宣伝活動でもなんでもやるべきだったかもしれない。もっと冷静に話を聞いていて判断すればわかっていたことだったかもしれない。肝心な時に回らない己の頭を呪いたくなるのはこういうときだ。大学はますます居づらい場所になる。もっとも、こうなってしまったということは、僕は結局なにもできなかったのだが。

投稿者 shoshirock : 02:06 AM | コメント (1656)

marraskuu 07, 2004

■2300年、世界と日本の人口動態

 2003年の世界の人口は63億人。国連によると約300年後の2300年には90億人になると予測される。これは出生率が人口の維持に必要な2.00に収束するとした計算で、この場合、日本の人口は2000万人減の1億人となる。2000年から2005年の日本の出生率は1.32として計算されており、2050年には1.85、以降は2.06となる算段だ。ところが出生率1.32のペースで2300年を迎えた場合、554万人、現在の約5%にまで落ち込んでしまう。
 一方、世界の平均寿命は男性63歳、女性65歳。2300年には、男性95歳、女性97歳になるという。日本だけで見ると男性の77歳は105歳、女性の84歳は108歳となる。厚生労働省の全国高齢者名簿によると、100歳以上の人口は1994年の5600人から2003年の時点では20600人と3~4倍になっており、現実味を帯びてきている。
 長寿・高齢化はもはや世界の趨勢だ。25年伸びた人生をどう生きるか問われている一方、高齢者の社会的な役割は、ますます大きくなりそうだ。

PRESS RELEASE(UNITED NATIONS EXPERT MEETING ON WORLD POPULATION IN 2300)※docファイル
世界の人口、2300年は90億人、平均寿命95歳(CNN)
100歳以上の人口(asahi.com 知恵蔵WEBアーカイブス データでみる10年)

投稿者 shoshirock : 01:19 AM | コメント (11841)

marraskuu 06, 2004

■メガネ(仮題)1

 激痛で目が覚めた。つけっぱなしのテレビから声が聞こえる。粘度と硬度の程よい葛きりみたいな声。肌が白くて八重歯がめだつキャスターの、決めゼリフだ。「これから、お休みになる方も、お目覚めの方も、時刻は4時になりました。」
 この声は天国にも地獄にもなる。涙ながらに唸りながら夜を明かした日には、明日が迫っていることへの冷徹な宣告。いきおいで手が進んだ日には、夜の民へのご褒美。この日は珍しく眠りこけてしまい、何年かぶりに「お目覚めの方」になった。集中の深さ・長さに翳りが見え始めてきたようだ。いつも太陽から逃げている罰だろうか。少なくとも、内臓は貧弱になった。
 ヒトは見聞き触れたもので己を創像する。なんでも見てやろうという青年の志が危なっかしく無礼でも、若さや他の社会的な理由から許されるという甘えの下にできあがるとしたら、それは尊大な自己拡張の欲望に過ぎない。しかしそんな不躾で世界は複製されつづけていて、それをまた複製して、ヒトはできあがる。だから複製が酷いものばかりだと、酷いヒトしかできあがらない。この日、僕の胃袋は、それを拒んだのだ。
 4時29分、もう一度、葛きりが聞こえた。今度は、いつものように前者を選んだ。

投稿者 shoshirock : 02:59 PM | コメント (1835)